民間住宅ローン利用者の実態調査!

photo4住宅金融支援機構(東京都文京区)は、5月28日、「民間住宅ローン利用者の実態調査(2014年度第3回)」の結果を公表しました。

この調査は、同機構が直近の住宅ローン利用者を対象に定期的に行っているもので、住宅ローンを選ぶ際の参考にして頂けるデータです。
今回は、この調査結果の中でも重要なポイントを前回調査の比較と合わせてお伝えしますので、これから住宅ローンを利用しようとお考えの方は、是非、参考にしてください。

◆選択金利タイプの前回調査との比較

  • 全期間固定型…26.7%から27.1%に上昇
  • 変動型…43.9%から41.7%に減少
  • 固定期間選択型…29.4%から31.3%に上昇

20150604_loan01全期間固定型と固定期間選択型が共に前回よりも上昇し、変動型だけが減少という結果になりました。金利が低い水準が長く続いているので、金利上昇のリスクを感じる方が増えたようです

◆年齢別の金利タイプ

  • 変動型の利用割合が、20歳代で増加し、30歳代で減少
  • 全期間固定型の利用割合が、20歳代で大きく減少する一方、40~50歳代で増加

20150604_loan0220歳代の若い世代で、変動型を選択する世帯が増加しました。それとは対照的に、40歳代・50歳代では全期間固定型を選んでいる世帯が増加している点にも注目です。

◆世帯年収別の金利タイプ

  • 年収800万円超~1000万円以下の層で変動型が増加
  • 全期間固定型は、年収400万円超~600万円以下/1000万円超の層で増加

20150604_loan03前回調査と比べ、年収800万円超~1000万円以下以外の層では変動金利を選択する方が減少するという、興味深い結果になっています。

◆今後1年間の住宅ローン金利見通し (前回%)

  • 現状よりも上昇する…30.1% (31.4%)
  • ほとんど変わらない…55.2% (57.2%)
  • 現状よりも低下する…7.2% (5.1%)
  • 見当がつかない…7.5% (6.3%)

20150604_loan04今後1年間の住宅ローン金利見通しは、「現状よりも上昇する」が減少となるも、「見当がつかない」と回答した方も増加しています。ちなみに、「現状よりも上昇する」と回答した方は、全期間固定型では約4割、固定期間選択型では約3割、変動型では約2割となっています。

 

住宅ローンは、組んで終わりのものではなく、むしろ組んでから何十年もの間付き合っていく金融商品です。

現在は確かに金利が“超”と言っていいほどの低水準が続いていますが、今、史上最低レベルで推移している状況を考えると、今後いつ金利が上昇傾向に切り替わるのか分かりません

もちろん、金利が上昇傾向に切り替わったからといっても急に大きく上昇することはあまり考えられませんが、何十年という長いスパンで考えれば、目の前の金利数字だけで考えてはいけない問題です。

調査結果にもあるとおり、今は変動タイプにすることによる金利上昇のリスク回避の心情から全期間固定型を選択している人が増えているようです。
将来の金利のことは誰にも正確に当てることはできませんが、やはりこれだけの低金利の時代には、全期間固定型の住宅ローンを選択することが得策なのかもしれません…。
ただ、100%全ての人に得策であるとは言い切れません!! 家計やご家族の状況から、変動がベストの場合もあるのです。
選ぶべき住宅ローンはご家族の状況や、住宅取得後に望むライフスタイルによっても変わってきます。目先の数字だけにとらわれず、ご家族にピッタリな住宅ローンを選択してください

それでは、また。