「地鎮祭」と「上棟式」はいくらかかるのか?

こんにちは。””私たちにちょうどいい家(R)プロジェクト”ダイヒョウ株式会社の木内淑規(きのうちとしのり)です。

さて、今年2016年(平成28年)も残すところ、わずか1週間です。今年のクリスマスは三連休。ほとんどの人は23日の天皇誕生日のおかげだと思っていることでしょう。そういう私は三連休ならぬ、三連チャンでお仕事です。どうやらクリスマスとは縁がない人生のようです。今年も一年間ご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。

さて、来年2017年(平成29年)の1月は、どんな季節や話題があるのか?1月はどんな季節というと1年の始まりの月です。お正月3が日には多くの企業が休みで、休み期間中は、海外旅行や帰省する人も多く、交通機関が大変込み合います。新しい年に新しい誓いを立てる人、初詣のおみくじで今年一年を占う人など、たくさんの人が心機一転を図る時期でもあります。テレビ番組は、元日から1週間ほどは特別番組が続き、「同じような番組ばかりでつまらない」という意見も聞かれます。

■1月の主なイベント!

  • 正月
  • 初夢
  • 仕事始め
  • 受験シーズン、最後の追い込み時期
  • 1月2日 – 初売りが始まる時期
  • 1月7日 – 七草
  • 1月11日 – 鏡開き
  • 1月第2月曜日 – 成人の日
  • 1月下旬~2月中旬 – 寒さのピーク(関東)。

1月といえば最初に思い浮かびそうなのは新年、お正月といったところでしょうか。お正月は実家に帰って家族と一緒にのんびり過ごす人も多いようです。帰省やUターンラッシュで高速道路が大渋滞するのも毎年の恒例です。サービスエリアに入るのにも30分待ちなんていう場合もあります。あれは本当にキツイです・・。初日の出や初詣など“初”がつくイベントが多いのも1月の特徴です。1年の始まりの月でもあるので抱負を書初めで書いたりもできますね。

また一生に一度しかない大きなイベントとして成人式があります。20歳になった祝いの式典ですが最近はマナー悪化が指摘されています。ベロベロに酔っぱらった状態で式に出席する若者がいるのは残念ですね。ちなみに殆どの人が1月と聞いて浮かんだ言葉は「お正月」でした。

ちなみに1月といえばのランキングは、

  1. お正月
  2. 初詣
  3. 成人式
  4. 箱根駅伝
  5. 福袋

となります。

やはり第1位はお正月でした。1月といえばお正月と考えている人が最も多かったです。すべての人に関連がありみんな同じように体験しているイベントです。それに加えてお正月は日本の文化としての一面も持ち合わせています。お正月に営業しているお店は少なく圧倒的にお休みのところが多いです。「お正月は家族でゆっくり過ごす」という習慣がついているのでしょう。普段仕事が忙しくて実家に帰れていない方はぜひ帰ってあげてください。親孝行できるうちにしておくというのはとても大切な考え方の1つです。

さて、家づくりでお正月といえば、地鎮祭や上棟式があてはまるのでは、ないでしょうか?そこで、今回は、地鎮祭・上棟式について、お伝えしたいと思います。

■家づくりの基礎知識 地鎮祭・上棟式編

まっさらな土地に注文住宅を建てる際、竣工の前や最中に工事の無事や建築物の安全を願って行う儀式のことを「上棟式」「地鎮祭」といいます。儀式と聞くと、どこか古めかしいイメージを持つかもしれませんが近代化のすすむ現代の日本でも続いている風習です。

古来より日本では、国土が狭いうえに農耕民族であったため、土地の縄張り争いが至るところで行われてきました。しかし本来、土地というのは神様のものであり、私たち人間が土地を借りて田植えをしたり、家を建てたりしているという考えが古くから伝えられています。よって、土地に家を建てる前には神様の許しを得て、その土地で起こった出来事を浄化するという意味合いで行うのが「地鎮祭」なのです。

「上棟式」とは、家の土台となる棟木を取り付けたあとに、竣工後の安全を願って行われる儀式です。地鎮祭でいう「神様をねぎらうお祭り」というよりは、建築職人の労をねぎらい、工事関係者へのご挨拶という側面が強いものです。ですので地鎮祭よりは地域によって意識が薄い場合もあるようです。では、実際に何が行われるのか、費用はどの位かかるのかについてお伝えしていきます。

◆地鎮祭の流れとかかる費用

地鎮祭の流れ

一般的な地鎮祭の流れは、以下のように進行します。

  1. 清め祓い…儀式の初めに参列者とお供え物を祓い清める。 「神様が君臨する前に失礼のないように」という意味で、神主によって「おお~ん」という雄叫びが上げられる
  2. お供え物の献上…神前のお供えに、御神酒と水を差しだす
  3. 祝詞…家を建てることを土地の神様に告げ、工事の安全を願うことばを申しあげる
  4. 四方祓い…神主が敷地中央、四隅を米・御神酒・塩・白紙で清める
  5. 地鎮…祭壇の横に盛られた砂山で行う儀式
  6. 玉串拝礼…参列者が一人ずつ祭壇の前に立ち、玉串を捧げる
  7. お供え物の撤収…神主がお供え物をお下げする
  8. 昇神…神様が元の座にお戻りいただくための祭儀。神主が「おお~」と2度目の雄叫びを上げる
  9. 御神酒の乾杯…施主の挨拶のあと、神主の音頭で乾杯

地鎮祭の費用

気になる地鎮祭の費用についてですが、「初穂料」を神主に式を行ってくれた謝礼として支払います。金額は2~3万円に加え、お供え物の費用を合わせると5万円前後が一般的です。式が終わったあと、「玉串料」あるいは「初穂料」と書いたのし袋を渡します。また、神主が車で来る場合は白封筒に「お車代」として5千円~1万円程度を包んで渡します。なお、ご祝儀は上棟式を行う場合、通常は上棟式の時に支払うため、地鎮祭では必要ありません。費用は神社や地域の風習によって上下するため、直接神社に問合わせるのが確実でしょう。

◆上棟式の流れとかかる費用

上棟式の流れ

一般的に、上棟式は午後の3時ごろからと決まっており、以下のように進行します。

  1. 棟梁が幣串・破魔矢を棟木の最も高い場所に南向きで飾る(式典後も幣串・破魔矢は、その家を解体するまではずさずにそのままにしておく)
  2. 建物の周りに酒・塩・米をまいて「上棟の儀」を行う(地域によっては施主が棟木に上がって餅や硬貨をまくところも)
  3. 施主による挨拶のあと乾杯、宴会へ
  4. 工事に携わる職人の紹介
  5. 施主から職人へのご祝儀を渡す
  6. 手締めでお開き

上棟式の費用

上棟式は地鎮祭のように神主を呼ばないため、主に職人が進行役であることがほとんどです。現在の上棟式では職人をもてなすという意味合いが強いことから、必要なものは施主側で準備する必要があります。

式典で用意するものは、上棟の儀でまく塩・洗米・酒一升、山の幸や海の幸などの神饌物に1~2万円です。そして、職人をもてなすつまみや酒肴に2~3万円、棟梁へのご祝儀に2~3万円、他の大工さんには5千~1万円位が目安です。その他一人につき5千円程度の引出物を渡す場合もありますが、省略して祝儀だけを渡すケースが多いようです。

どの程度のお料理やお酒が必要かは、地域によってさまざまですので事前に施工会社に相談し、「参加する人数」や「式の段取り」について確認しておきましょう。

◆後世に残していきたい伝統的な式典

上棟式の式次第は地鎮祭とさほど変わりません。本来は祭りの最中に棟木を取り付けることが特長でしたが、近年では簡略化され、すでに取り付けられた棟木に破魔矢という魔よけの矢を飾るのが主流になってきています。また、神主ではなく職人に儀式が任せられることが一般的となり、中には式典自体をやらなかったり、自分たちの手で済ませたりする人もいるようです。一般的に、工事着手前は施工会社が近所の住民に挨拶回りをします。地鎮祭を行わないとしても、直接ご近所さんへ「これから工事が始まりご迷惑をかける旨の挨拶」に行く機会になります。

信仰のない人にとっては、地鎮祭や上棟式などの儀式は意味のないものだと感じるかもしれません。もし仮に、行わないからといって職人さんたちが仕事の手を抜くことはないでしょうが、家づくりに携わる職人さんたちというのは、常に危険と隣り合わせの仕事をしていることから縁起を担ぐ人が多いです工事の無事を祝う儀式を取り行うことで、工事関係者があらためて身をひきしめられるいい機会になるのかもしれません。近年地鎮祭や上棟式を割愛する人もいますが、ぜひとも行なってほしいと思います。

なぜなら「自分の人生をもう一度心新たにしてくれる」という地鎮祭の不思議な魅力があるからです。家族のこと、これからの将来のことを祭壇の前で想像してください。家を持つうれしさと感謝の念が自然と込み上げてくると思いますよ。最近では、地鎮祭の直会は、現場ではなく近くのレストランで行なう人も増えています。家づくりがやや工業化されてきましたが、最終的には職人さんの手による作業がまだまだ多いのです。

上棟式では、職人さんとの交流からより良い関係を築ければ、本当に質の高い家ができます。地鎮祭と上棟式は神様が与えた人と人とのふれあいの場なのだと思います。

それでは、また!!