■ フラット35 金利が上がりました!

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2019年11月09日

■ フラット35 金利が上がりました!

◆固定期間選択型住宅ローン(当初10年間)!

さて、月初めは、住宅ローンの金利が気になりますよね。それでは、早速今月発表された各金融機関の今月の住宅ローン金利を見てみましょう。

メガバンク5銀行より発表された2019年11月適用分の住宅ローンです。以下にご紹介するものは、当初10年間の金利が固定される各行の主流タイプの商品です。

  • 三菱UFJ銀行…0.99%→0.99%(±0.00%
  • 三井住友銀行…1.00%→1.00%(±0.00%
  • みずほ銀行…0.70%→0.75%(+0.05%
  • りそな銀行…0.60%→0.60%(±0.00%
  • 三井住友信託銀行…0.60%→0.60%(±0.00%

今月は、メガバンクの上位3行を含む殆どの金融機関が、当初10年間の金利が固定される各行の主流タイプに関して、金利を据え置きました。そんな中、みずほ銀行が、金利を引き上げました。みずほ銀行は、2か月連続の引き上げとなります。

当初固定10年間だけでなく、全体的に細かく見てみるとメガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱UFJ銀行ローン金利は、ほとんどの変動金利、固定金利を据え置いていますが、30年固定に関しては引き上げました。

三菱UFJ銀行 に次ぐ人気と、住宅ローン貸し出し実績を誇るメガバンク、三井住友銀行は、全ての期間の住宅ローン金利を据え置きました。

みずほ銀行は、新規借り入れに関してはほぼ全ての金利を2か月連続で引き上げました。

今月もメガバンクの足並みはそろいませんでした。

◆全期間固定型金利の【フラット35】!

では、先月、金利を引き下げた、固定型住宅ローンの代名詞でもある全期間固定型金利の【フラット35】はどうなったでしょうか?

住宅金融支援機構(東京都文京区)が民間金融機関と提供するフラット35の2019年11月の適用金利が発表されました。

●融資率9割以下で返済期間が21年以上35年以下の主力タイプの金利幅

1.17%(前月より+0.06%)~1.87%

と、今月は金利を引き上げました据え置きました。フラット35史上最低金利の先月から0.06%金利を引き上げましたが、まだまだ低金利なので魅力的なサービスを提供中です。

●融資率9割以下で返済期間が20年以下の金利幅

1.12%(前月より+0.06%)~1.82%

と、中期に関しても引き上げました。

●融資率が9割超で返済期間が21年から35年以下のタイプの金利幅

1.43%~2.13%

●融資率9割超で返済期間が20年以下のタイプの金利幅

1.38%~2.08%

以上のようになっています。

今月のフラット35は、全体的に金利を引き上げました4か月連続で金利を下げておりましたが、、ついに金利が上がりました。とはいえ1.20%台をきっておりフラット35史上の低金利を継続し魅力的なサービスを提供中です。

メガバンク、フラット35を含めた動きですが、多くの金融機関が一部金利を引き上げていますこれで金利の引き上げは2カ月連続です。一部金融専門誌では金利が上昇局面に入ったと予想しており、今後の金利動向にも注意が必要です。

変動金利に関しては全ての金融機関が金利を据え置いていますが、過去の金利動向を分析すると、変動金利は一気に上がる傾向があります。変動金利で借り入れる(借り換える)場合、注意しておくべきでしょう。

今月の住宅ローンの全体的な動向を統括すると、金融機関によって判断がわかれましたが、前月同様、総じて上昇した月と言って良いでしょう。

2019年9月までの金利低下が行き過ぎで、10月、11月の反発は金利が正常化する過程であり、今後の上昇に注意すべきと考えています。そして足元の金利状況を見ると、2019年12月も金利が上昇する可能性が高いと考えています。

その一方で米中貿易戦争の状況によって、金利はしばらく上げ下げを繰り返しそうです。住宅ローンの新規借り入れ、または借り換えを検討しているのであれば、金利がまだ低いうちに長期固定を利用することで、有利な条件で住宅ローンを組むことができるでしょう。

内閣府が発表を予定している景気動向指数は、2か月ぶりに上昇するという予測が出ていますが、これが悪化するようだと、日本は景気後退局面に入っている可能性が高まります。特に住宅指標の悪化は、住宅価格にも影響を与えるため、要チェックです。

住宅ローンの利用を検討されている方の中には、2019年10月から消費税が増税されたこともあり、もう少し状況を見極めたいと考えている方も多いのではないでしょうか。住宅購入は将来を左右する決断になるため、慎重になるのは決して間違っていませんが、良い物件が見つかったのに購入を先延ばしするのはあまりお勧めしません。住宅ローンの借り換えを検討している方も同様で、金利が歴史的に低い水準にあるなか、借り換えないのも大きなリスクと言えます。

また消費税増税が住宅の購入に影響を与えないよう、住宅ローン減税が拡充されていることも憶えておくと良いでしょう。良い物件が見つかった方や、住宅ローンを借り換えることで、総返済額が圧縮できるのであれば、早めに住宅ローンの利用を検討することをおすすめしています。

そして今後の不透明な金利状況の可能性を考えると、フラット35は、借入時から完済時まで全期間固定型の住宅ローン商品なので、今借り入れた方は35年後の完済時までずっと低金利の恩恵を受けられる…というメリットがあります。いくら借入時の金利がいくら低くても、何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活…そうなってしまっては元も子もありません。目先の数字にとらわれず、しっかりとそれぞれの住宅ローン商品のメリット/デメリットを理解し、家族のライフプランに合った住宅ローンを選択しましょう!!

※下記のサイトにて、フラット35の金利推移をご確認いただけます。現在がどれほど低金利であるか?? ご参照くださいせ。

http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top

【フラット35】の利用を予定している方、住宅ローンの新規利用・借り換えをお考えの方など、いずれにしても、早めに行動へ移すことをお勧めします!!

最後に、金利が上昇傾向に向かったとはいえ2019年11月の住宅ローン金利は、金利が上がったとはいえ低水準で推移しております。現在購入を検討している方はもちろん、住宅ローンを借り換えのタイミングを見極めているという方にとって、金利が低い今月は、検討する価値があります。住宅ローン金利が低い水準にある、この機会を見逃さないようにしましょう。

それでは、また。

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