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(出典:ZERO-CUBE+FUN)
さて、今回、恒例の家づくりの基礎知識は、部屋を広くみせるインテリアのコツについてお伝えします。
ゆったり広い部屋に住めれば一番いいのですが、日本の住宅事情ではなかなかそういうわけにもいかない場合もあります。
今回はそんな悩みにこたえる、インテリア・家具の選び方やレイアウトのコツをお伝えします。家族向けのリビングはもちろん、一人暮らし向けのワンルームなどでも活用できるアイデアです。
(出典:ZERO-CUBE マリブ)
広さというのは目で見て感じるものですから、目に付くものがたくさんあると、あちこちに視線が移ってしまい、狭く感じる原因になります。広く見せるポイントは、さっと視線が通る空間作りにあるのです。
部屋の中に色が氾濫すると、視線があちこちに移る原因になります。まずは、インテリアアイテムで使う色を数色に絞りましょう。
特に気をつけたいのが、木目のある家具です。さまざまな色の木目があると、まとまりがつかないばかりか、ちぐはぐな印象になります。できるだけ、同じような色で揃えるように心がけましょう。
一番広がりが感じられるテクニックは、家具の色を壁になじませてしまうことです。壁と同じような色の家具を置くと、壁と家具が同化して、視線が途切れることがないため広く感じます。
(出典:ブランアンジュ)
視線が通るように、背の低い家具を選ぶのもポイントです。自分の目線よりも高い家具に囲まれていると圧迫感を感じますので、なるべく低めの家具を選ぶようにしましょう。
目安として、リビングボードなどの収納家具は、椅子に座った生活が中心であれば高さは90cm程度まで、床に座った生活が中心になれば高さ50cm程度までに抑えるとよいでしょう。
収納量確保のために背の高い家具を選ぶのであれば、壁になじむような色にしたり、思い切りスリムなデザインで高さを強調してもいいでしょう。
忘れがちなのが、リビングチェアやダイニングチェアの背の高さです。特にハイバックチェアと呼ばれるダイニングチェアは、視線を遮り空間を狭く感じさせることもあります。広さ感が気になる場合には、なるべく背の低いものを選ぶとよいでしょう。
(出典:ZERO-CUBE ステップフロア)
物があふれていて、壁や床が見えない部屋は窮屈に見えます。部屋をすっきりと片付け、できるだけ壁や床を見せるようにして、視線をつなげるようにしましょう。家具選びでも床や壁が見えるようなデザインを選ぶと良いですね。
例えば、テーブルはガラス製天板のもの、リビングチェアは脚があるデザインのものなどが床面が見えて視線がつながり、部屋も広々と感じます。
インテリア小物を飾るときにも、細々と隙間なく並べてしまうと狭苦しく感じます。隠すもの、見せるものを分類して、ポイントを絞って見せるようにするとよいでしょう。更に並べるときには、空間を空けて飾ると余裕が感じられて広がり感が出てきます。
(出典:ZERO-CUBE 回-kai)
目の錯覚を利用して広く感じさせることもできます。
風景を眺めていると、遠くにあるものは小さく、近くにあるものは大きく見えますね。この見え方を利用して、部屋の入り口から見て手前側に背が高く大きいものを、奥側に背が低く小さいものを置くと、ぐっと奥行き感が生まれ、部屋が広く感じます。
また、収納家具を並べる時に、家具の奥行きがまちまちだとすっきり見えません。少しの奥行きの差ならば、前面を揃えて並べるときれいに見えます。
(出典:ZERO-CUBE+FUN)
最近は、多用途に使える家具や、目的によって大きさが変えられるフレキシブルな家具があります。このような家具を合理的に上手に使いこなすのもポイントです。
例えば、必要な時に広げられるネストテーブルを使ったり収納ボックスをテーブルに兼用したりすれば、スペースにも余裕が生まれます。そうして、効率よく部屋を使っていきましょう。
(出典:ZERO-CUBE マリブ)
いかがでしたでしょうか。家具セレクトやレイアウトのときに、ほんの少し気をつけるだけで、部屋を広く見せることができます。
予算の都合で欲しいインテリアアイテムが最初に揃わない場合も多々あるでしょう。最終的にどんなインテリアイメージにしたいのか、どんな家具が必要となるのか、計画を立てておいて、だんだんと理想のインテリアに近づけていけると良いですね。新築の際に、家具を購入する際の参考にしてください。
それでは、また!!
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