2020年04月25日
■提携と非提携の住宅ローンの違い!
さて、今回は、賢い家づくりシリーズです。「提携と非提携の住宅ローン」について、お伝えします。2020年5月の住宅ローンの金利は、まだ発表されておりませんが、「新型コロナウィルス感染」拡散・蔓延懸念の影響で、住宅ローンの金利は下がるかもしれませんが、日本は、マイナス金利政策を行っているため、上がるにしても下がるにしても小幅な動きになると思います。
さて、現在、東京都下の「新築住宅の売上が好調!」という事です。
その理由は、今後、収入が下がることを予想する住宅取得層が駆け込みで契約をしているそうです。また、新築住宅会社の提携型住宅ローンは、審査が通りやすいのも、売れている理由の一つと言われています。このような状況は、今後徳島のような地方にも起こる可能性があります。
そこで、提携型住宅ローンと非提携型住宅ローンの違いや、メリット・デメリットを明確にお伝えしたいと思います。ご参考にして下さいね。
こう言うと提携住宅ローンには多くの魅力があるように思いますが、実際に提携住宅ローン以外の住宅ローン(非提携住宅ローン)に目を向けてみると、そちらにも、金利面やサービス面において様々なメリットがあり、一概に「提携住宅ローンが有利」と言い切ることはできません。
住宅購入後、何十年も返済を続けていく住宅ローンだからこそ、「自分に合った住宅ローンを選びたい」というのが、多くの住宅購入者の願いではないでしょうか。
◆提携住宅ローンと非提携住宅ローンの違いとは?
提携住宅ローンと非提携住宅ローンのもっとも大きな違いは、両者の住宅ローンを取り扱う銀行の「タイプ」と「契約の流れ」です。
提携住宅ローンは、新築住宅メーカーや不動産会社と長く付き合いのある金融機関が提供していることが多く、全国規模で展開するメガバンクや、地域密着型で特定の営業エリア内で強みを持つ地銀・信金などがほとんどです。契約手続きの際は、新築住宅メーカーや不動産会社が間に入り、代行などのサポートを行います。
提携住宅ローンの場合、物件審査が(業者の申請によって)あらかじめ通過している場合があり、契約手続きが簡便にすむケースが多い傾向があります。
一方で非提携住宅ローンは、提携住宅ローン以外のすべての住宅ローンを指します。中でも、提携住宅ローンとの違いを比較する際に注目したいのが、実店舗を持たないインターネット専業の銀行(ネット銀行)が取り扱う住宅ローンです。
住宅ローンの契約手続きは、来店不要でオンライン(もしくは郵送)ですべて済むほか、事前審査も当日中に結果が判る金融機関が少なくありません。
提携住宅ローンのようなコネクションがないぶん、住宅ローンの金利や利便性を前面に打ち出している金融機関が多く、結果的に有利な条件で住宅ローンを組めるケースもので、チェックしておいて損はないでしょう。
・提携住宅ローン
不動産会社やハウスメーカーが金融機関と提携し、提供する住宅ローンです。提携先はメガバンクや地銀(地方銀行)、信金(信用金庫)が中心です。
土地や住宅購入の話をまとめていく最中に新築住宅メーカーや不動産会社から提案されることが多いです。提携の強みとして物件審査が済んでおり、契約手続きが簡便なことがあげられます。
・非提携住宅ローン
提携住宅ローン以外の住宅ローンです。おもにネット銀行が該当します。実店舗がないネット銀行を利用する場合、郵送またはオンラインで契約手続きをしていくことになります。
提携住宅ローンと比較すると、審査に時間がかかる傾向がありますが、事前審査はスピーディー(最短当日など)に結果が判ることが多いです。
◆提携住宅ローンのメリットとデメリット!
上記の通り、提携住宅ローンは不動産会社とコネクションを築いているメガバンクや信用金庫、地銀がほとんどです。
業者からの紹介顧客として、金利や事務手数料などを優遇してもらうことができるので、同じ住宅ローンに直接申し込むよりも有利な条件で契約できるケースが多いです。
また、新築住宅メーカーや不動産会社などが、物件書類を金融機関に提出してくれるなど、手続きの一部を代行してくれるので、自分で用意する書類が少なくすみ、手間がかからない点もメリットです。
ただし、ネット銀行など低金利を売りにしている住宅ローンと比較すると、優遇後であっても、適用される住宅ローン金利は高めになる傾向があります。
提携住宅ローンの多くは、紹介する業者側にもコミッション(紹介料)が入るため、住宅の販売担当者が熱心に勧めるケースも見られますが、そのセールストークを真に受けて契約し、何百万円も総返済額が上がってしまっては意味がありません。
他の住宅ローンの金利水準やサービスと比較して決めることで、契約後に後悔するリスクを減らすことができるでしょう。
・提携住宅ローンのメリット
・店頭で申し込む場合と比較すると、金利や事務手数料の優遇を受けることができます。
・新築住宅メーカーや不動産会社に手続きの一部を代行してもらえます。
・メガバンク・地銀・信用金庫が多く、生活圏内に店舗が多いです。
・提携住宅ローンのデメリット
・ネット銀行などの金利に強みがある住宅ローンと比較すると金利が高いケースがあります。
・住宅ローンの手続き代行費用がかかる場合があります。
◆非提携住宅ローンのメリットとデメリット!
非提携住宅ローンは、新築住宅メーカーや不動産会社と提携せず、契約者の直接申し込みに限定して借り入れ申請を受け付けている住宅ローンの総称です。代表的なのはネット銀行が取り扱う住宅ローンで、金利の低さや、繰り上げ返済のしやすさ、団信の保障内容などに優位性があります。
非提携住宅ローンのメリットは、さまざまな金融機関の住宅ローンを比較し、自身のライフプランにもっとも合致したサービスを提供している住宅ローンを選べる点です。
とにかく金利の低い住宅ローン、契約者特典が充実している住宅ローンなど、自身でサービス内容を比較し、選んだ住宅ローンであれば、契約後の満足度もぐっと上がるはずです。
ただし、非提携住宅ローンを選んだ場合、新築住宅メーカーや不動産会社が提携住宅ローンの利用者向けに提供している契約代行サービスを受けられないケースがあります。
ネット銀行の場合は、オンラインで証明書類をアップロードしたり、郵送で送る、といったやり取りが中心となるため、ある程度のIT知識がある人、必要書類を自分で用意することが苦にならない人に向いています。
なお、ネット銀行の場合は、金利が低い反面、事務手数料が高いケースがあり、諸費用面で費用がかさむ場合があるため、金融機関がホームページ上で提供しているシミュレーション等をチェックして「総返済額」で比較することをおすすめします。
・非提携住宅ローンのメリット
・必要なサービスを提供している住宅ローンを選んで契約できます。
・金融機関の住宅ローンは満足度が高いです。
・ネット銀行の場合は繰り上げ返済手数料や住宅ローン保証料、団信などが有利です。
・非提携住宅ローンのデメリット
・業者の代行サービスを受けられず、契約書類をすべて自分で用意する必要があります。
・ネット銀行の場合は事務手数料が高いところが多いです。
◆まとめ
住宅購入の話が具体的になっていくと、資金繰りの話とともに住宅ローンの話が現実味を帯びてきます。
業者から提案される提携住宅ローンは、担当者から金利の優遇などさまざまなメリットが提示され、「あまり詳しくないから・・・」、「お世話になった担当者の提案だから・・・」と、不動産会社に勧められるままに決める方も多いのが実情です。
ただし、住宅ローンについての知識が増えてくると、非提携住宅ローンでも金利やサービス面で有利なケースが多く、「繰り上げ返済が手数料無料でネットから24時間できる」、「団信の付帯保障が手厚い」など、多くのメリットがあることに気づくはずです。
契約後に後悔しないためにも、住宅ローンは金利・諸費用も含めた「総返済額」で比較したうえで、独自サービスや契約者特典などのプラスアルファの要素も加味して選ぶのがおすすめです。
今回ご紹介した提携住宅ローンと非提携住宅ローン、それぞれのメリット・デメリットも参考に、気になる住宅ローンを「スペック」で比較し、自身のライフプランに合った住宅ローンを選びましょう!
それでは、また!
SNS
▼ インスタグラム(zerocube_徳島)
▼ インスタグラム(lifelabel_official)
関連サイト
▼LIFE STYLE診断であなたにピッタリの家を探そう!
・ LIFE LABEL 公式サイト
▼コスパ抜群、プチカスタマイズ可能な新築マイホーム!
・ 住宅商品ラインナップ
▼戸建ライフを愉しむスタイルマガジン!
・LIFE LABEL MAGAZINE