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こんにちは。”私たちにちょうどいい家(R)プロジェクト”創業58年ダイヒョウ株式会社です。
2020年6月の住宅ローンの金利は、全ての金融機関が、金利を引き下げました。ここ数カ月金利は上下に大きく変動しています。足元の金利動向を分析すると、世界の金利を左右する米国債の金利が上昇に転じており、来月の住宅ローン金利は上昇する可能性が高いでしょう。
日本国内を見ると緊急事態宣言が解除され、経済活動が再開ました。海外を見ても完全に新型コロナウイルスを抑え込んでいる台湾やニュージーランド、オーストラリアは正常化に向け動きだしています。欧州や米国は、まだ多数の感染者が出ていますが、経済活動再開に動いており、今後はコロナとどう付き合っていくのかが重要になりそうです。
このような状況下では、金利を下げ、景気を刺激するのが定石であり、世界中の金利が限りなくゼロに近づいています。しかしながら日本は既に金利がゼロ近辺にあり、これ以上の金利引き下げ(マイナス金利の深掘り)に日銀は消極的です。これ以上金利が下がらないのであれば、リスクはむしろ上向き(※景気悪化と金利上昇が同時に来る状態)と考えるべきでしょう。
それでは、早速今月発表された各金融機関の今月の住宅ローン金利を見てみましょう。メガバンク5銀行より発表された2020年6月適用分の住宅ローンです。以下にご紹介するものは、当初10年間の金利が固定される各行の主流タイプの商品です。
〇三菱UFJ銀行…1.09%→1.09%(±0.00%)
〇三井住友銀行1.10%→1.10%(±0.00%)
〇みずほ銀行…0.75%→0.85%(+0.10%)
〇りそな銀行…0.645%→0.645%(±0.00%)
〇三井住友信託銀行…0.65%→0.65%(±0.00%)
今月の、メガバンクの、当初固定10年間の金利は、みずほ銀行以外は、全て金利を据え置きました。当初固定10年だけでなく、全体的に細かく見ていきます。
メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱UFJ銀行の住宅ローン金利は、変動金利、固定金利共に据え置きました。
三菱UFJ銀行 に次ぐ人気と、住宅ローン貸し出し実績を誇るメガバンク、三井住友銀行も、変動金利と固定金利を据え置いております。
メガバンクの一角、みずほ銀行は変動金利を据え置く一方で、すべての固定金利を引き上げています。今月のメガバンク上位3行の金利の動向は足並みが揃いませんでした。
では、先月、金利を据置いた固定型住宅ローンの代名詞でもある全期間固定型金利の【フラット35】はどうなったでしょうか?
住宅金融支援機構(東京都文京区)が民間金融機関と提供するフラット35の2020年6月の適用金利が発表されました。
1.29%(前月より-0.01%)~2.03%
と、今月は金利を引き下げました。2か月ぶりの金利低下となり1.20%台の金利は、魅力的なサービスで提供中です。
1.22%(前月より-0.01%)~1.96%
と、中期に関しても引き下げました。
1.50%~2.15%
1.55%~2.29%
以上のようになっています。今月のフラット35は、全体的に0.01%金利を引き下げました。多くの金融機関が、固定金利を引き下げましたがフラット35も、同じくして金利を引き下げました。先月に続きメガバンク・ネット系バンクに比べ長期固定の金利は、フラット35が圧倒的に低くなっております。
今月の住宅ローン金利は、総じて低下しました。ここ数カ月金利は上下に大きく変動しています。足元の金利動向を分析ると、世界の金利を左右する米国債の金利が上昇に転じており、来月の住宅ローン金利は上昇する可能性が高いでしょう。日本国内を見ると緊急事態宣言が解除され、経済活動が再開し、海外も完全に新型コロナウイルスを抑え込んでいる台湾やニュージーランド、オーストラリアは正常化に向け動きだしています。このような状況下では、金利を下げ、景気を刺激するのが定石ですが、日本は既に金利がゼロ近辺にあり、これ以上の金利引き下げに日銀は消極的です。これ以上金利が下がらないのであれば、金利が低いうちに住宅ローンを組むことをおすすめします。
●変動金利
今月も、殆どの金融機関が金利を据え置きました。変動金利は当面、金利が下がることはあっても大きく上がることはなさそうです。年初に想定していた上昇傾向はしばらくはないと考えられます。
●固定金利
今月は、引き下げました。先月の反動からくる動きですが、今後も10年固定や長期固定に影響する長期金利を、日本銀行が0~±0.2%の範囲になるようにコントロールしているので、多少の変動はあっても、大きく動く可能性は低いです。
総じて金利が低下した月と言って良いでしょう。しかしながら今後は、世界の金利を左右する米国債の金利が上昇しているため、金利は不安定な動きが続くと考えています。
日本の緊急事態宣言は解除されましたが、感染者がゼロになったわけではありません。今後も新型コロナの感染が終息しない場合は、景気が悪化し、不動産価格の低下を招く可能性がある点には注意しましょう。
住宅ローン選びに悩んでいる方は、インターネットなど掲載されている、住宅ローンの各種ランキングの結果と、実際に住宅ローンを利用しているユーザーの口コミを参考に、自分に合った住宅ローン商品を見つけましょう!
そして今後の不透明な金利状況の可能性を考えると、フラット35は、借入時から完済時まで全期間固定型の住宅ローン商品なので、今借り入れた方は35年後の完済時までずっと低金利の恩恵を受けられる…というメリットがあります。
いくら借入時の金利がいくら低くても、何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活…そうなってしまっては元も子もありません。目先の数字にとらわれず、しっかりとそれぞれの住宅ローン商品のメリット/デメリットを理解し、家族のライフプランに合った住宅ローン選択しましょう!!
※下記のサイトにて、フラット35の金利推移をご確認いただけます。現在がどれほど低金利であるか?? ご参照ください。
http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top
【フラット35】の利用を予定している方、住宅ローンの新規利用・借り換えをお考えの方など、いずれにしても、早めに行動へ移すことをお勧めします!!
最後に、固定金利が下がった2020年6月の住宅ローン金利は、まだ低水準で推移しております。現在購入を検討している方はもちろん、住宅ローンを借り換えのタイミングを見極めているという方にとって、金利が低い今月と翌月は、検討する価値があります。住宅ローン金利が低水準にある、この機会を見逃さないようにしましょう。
それでは、また。